【日商簿記3級】メーカー勤務会社員が教える独学で合格する方法
こんにちは!Seiちゃんです。
今回は化学メーカー勤務で経理の知識がない私が投資勉強のため(株や投資信託等)独学及び仕事と両立しながら勉強期間1か月(勉強時間40時間)で簿記3級に合格できましたのでその方法について詳しく紹介していきます。
ちなみに先に正直な感想を述べさせていただくと、「結構しんどかった」です。全く知識がなく仕事内容も異なるので勉強時間も十分に取れず受からないかもしれないと思っていました。ただ管理職に就く際や就職活動でも有利になる資格だと思っていたので粘った次第です。勉強方法等紹介するので参考にしてみて下さい。
↑実際の合格証書です。現在は紙ではなく電子版のみの発行のようです。
簿記を受けた理由
研究職として入社し入社2年目を過ぎたころ、ふと急に将来が不安になりました。
「産休に入った後、仕事復帰しても以前と同じように働けるのか。」
「男社会の研究職ではやっていけないのではないか。」
そこでどの会社でも必要とされる「経理」としての知識を取得しようとかんがえ、簿記3級を取得することにしました。
簿記の難易度・勉強時間
下の表は簿記3級の過去の受験者数、合格率です。
合格率は年によりますが40~50%といわれています。単純に2回受ければ1回受かる計算になりますが、中には経済学部や経理の仕事をされている方も受けられているようなので、簿記初心者にはもう少し難易度は高いかもしれません。(体感ですが。)
勉強時間も人によると思いますが、私の場合1日2時間(休日4時間)×1カ月=約40~70時間で合格することができました。
本当に初心者だったため、覚えて慣れて覚えて慣れての繰り返しで、正直つらかったです!笑
では勉強方法について紹介します。
勉強方法
受験日及び受験方法を決める
まず最初にスケジュールを立てて目標を定めるために、受験日及び受験する試験の種類を決めます。
試験には統一試験方式とネット試験方式、団体試験方式の3種類が存在しています。個人で受験する場合には統一試験方式とネット試験方式が選択できます。
ではこれらの試験の違いは何なのでしょうか?
統一試験方式とネット試験方式についての特徴は以下の表のようになります。
元々は統一試験方式しかなかったのですが、現在はネット試験で受験することができるようになりました。ネット試験は日本商工会議所が登録している各市町村のテストセンターで受けることができ、自分の家の近くや職場の近く等好きな場所を選択することができます。1か月先まで予約することができ、自分で好きな場所(該当するテストセンター)及び試験日程を決めることができます。もし統一試験方式で受験をする場合は毎年6月、11月、2月が受験日となっていますので、ご参考に!(※2021年度から統一試験の試験時間が2時間→1時間に変更となっておりますのでご注意を)
今回私は受験料は多少高くなりますが、時間に融通が利くネット試験を利用しました!
ネット試験の申し込み方などをまとめた記事が下記になりますので、是非参考にしてみてください!
基礎知識の定着
次にネットで人気かつ評価も高い簿記3級のテキストを調べました。色々ある中で私は以下の基礎定着用の教材として「みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級商業簿記 第9版 [ 滝澤 ななみ ]」を購入しました。ネットで調べるとランキング上位だったのでこの本を教科書にして勉強を進めました。こちらはイラストや図が多く簿記で必要な知識が詳細まで記載してある本になっております。説明ごとに例題が乗っており、問題を実際に解きながら理解していくことができます。さらに1章ごとに項目が分かれており、項目の説明の後には必ず小問題が入っているため、読んで理解したつもりを解消でき知識をしっかり定着できる1冊です。また別紙にはよく出る「仕訳集」もついており、テスト直前まで見直すことができます。
私はこちらの参考書を使ってまず基礎知識を定着させるのを2週間弱行いました。
理解度の確認
基礎知識が定着したら次は実際に問題を解いてみて理解度を確認していく作業です。私が実際に使用していたテキストは 「合格するための本試験問題集 日商簿記3級 2021年AW対策 [ TAC株式会社(簿記検定講座) ]」になります。(私が購入したのはこれよりも前verのものになりますが、簿記のテキストについては最新の方が良いのでこちらをおすすめします!)こちらの本は実際の過去問がたくさん載っているので、どんどん解き進めて自分の理解度を把握しました。一通り解き終わった後は一度問題集前半にあるそれぞれの大問の対策ページで苦手をつぶしてから2週目に挑みました。この大問対策ページがあることで理解度を向上することができ、2週目の解答では正答率を上げ自信をつけることができました。こちらも約2週間弱取り組みました。
苦手分野の克服
勉強分野での最後は苦手分野の克服です。私は約4日間取り組みました。方法としましては苦手分野をYouTubeで検索し、簿記の問題を出して解説を行っている動画を見ながら問題を一緒に解くという方法を用いました。こちらの方法はまず無料であるということ、さらには音声もあるしわかりやすい解答をしてくれているので、理解力を向上させることができました。私は第2問が苦手だったので、こちらを重点的に解説しているYouTubeを見て勉強を勧めていました。こちらの方法はとてもおすすめです!是非参考にしてみてください!
試験直前
初めてのネット試験であったので、どんな試験形態かも想像がつかないと思います。なのでこちらもお得意のYouTube検索で、「簿記3級 ネット試験」と打つとネット試験を開設しているYouTubeがあるので前日までには確認しといた方がよいと思います。当日は緊張すると思うので、形式を見てテスト本番でパニックにならないように対策しましょう。
テスト本番
ネット試験では持ち込みは電卓のみ許可されています。電卓は自前のものを持っていきましょう。電卓への打ち込みの差が試験へ大きく影響しますので、打ちやすいものかつ慣れているモノがベストです。下記の電卓はCASIOが出しているモノですが、使いやすかったのでおすすめです。(圭さん出来たらどんな電卓でもいいと思います!)
ちなみに私は45分で解き終わり残りの15分は見直し時間に当てました。皆さんも時間が余るように日ごろからキーボードに慣れておきましょう。また打ち間違いや計算ミスが多くあるテストだと思いますので、慌てずしっかり確認してテストを進めることをお勧めします。
試験後の反省
①テスト形態にもっと慣れておけばよかった
テストに慣れていないが故に、当日焦ってしまい凡ミスをしてしまいました。
②理解が十分でない部分があった
理解しているのではなく暗記しているだけの部分があり、出題方法が少し異なるだけで対応できない問題がありました。また一人で勉強しているがゆえにわからないところを誰にも聞くことができず、苦手分野で点数が取れなかったです。
③わかる問題から解くべきだった
簿記試験は計算がとにかく多く時間がかかる試験です。当日はわかる問題から解き、少しでも得点を稼ぎましょう。
上記の私の反省を生かして皆さんは短期合格を目指してみて下さい!
テキストだけで不安な方はWEB講座利用もオススメ!
独学だけでは不安!という方向けにオススメのWEB講座を紹介します。
特に今だと初月無料のキャンペーンもやっている講座もあるので、一度申し込んでみるのもいいと思います!
①初月無料&簿記2,3級に特化したWEB講座
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②初月無料&経理実務と資格に特化した動画を配信しているWEB講座
③資格取得に特化したWEB講座
資格取得後について
簿記3級をとった後は簿記1級、2級を目指すのもよし!更なる高みを目指す方は上記で紹介したテキストやWEB講座を利用してみるのもいいと思います。
また資格を活かして経理の職に転職するのも大いにありだと思います!自分のやりたいことができるきっかけにしてみて下さい。
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まとめ
以上の方法で私は約1か月で簿記3級に合格することができました。簿記3級はお金の勉強を進めていく上で必要な知識だと考えていますので、私の勉強方法や反省点を活かして自分に合った対策を行ってもらえたらと思います。